このページでは、子供向けプログラミング言語 Scratchの概要と日本語表記について説明します。
この記事は、2025年1月現在のScratch3.0ベースのScratchコミュニティーサイトで言語表記を変える内容に修正しました。
[目次]
1.Scratch概要
2.Scratchコミュニティーサイト
3.Scratchコミュニティーサイトの言語表記
3.1.Scratchコミュニティーサイトのフッターから言語表記を変える方法
3.2.言語表記は再び明示的に変えるまでずっと変わらない
3.3.平仮名表記は言語のリストの「にほんご」を選択
1.Scratch概要
ご存知のようにScratch(スクラッチ)はアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のライフロングキンダーガーテングループ(生涯幼稚園グループと訳している方もいます)が開発し、Scratchコミュニティーサイトから無償で提供されている子供向けプログラミング言語です。
2.Scratchコミュニティーサイト
このScratchコミュニティーサイト https://scratch.mit.edu/ では、フォーラムで情報を交換したり(日本語のやりとりもあります)、Scratch WikiでScratchの仕様を調べたり、サイト上でプログラミングすることが可能(オンラインエディターと呼ばれるホームページを使用)で、さらに、インターネットがつながっていないところでもプログラミングを可能にするScratchアプリ(オフラインエディターとも言います)と呼ばれる編集ソフトを無償で入手したり、自分の作った作品(プログラミングしたプログラムのこと。ちなみに、Scratchの世界では、Scratchで作ったプログラムのことをプロジェクトとも呼びます)を発表したり、人の作った作品を閲覧できる他、人の作った作品を修正して改良することも許されています。
百聞は一見に如かずです。
お子様のプログラミング教育に興味をお持ちの方は、一度、Scratchコミュニティーサイトを訪れてみてはいかがでしょうか。
3.Scratchコミュニティーサイトの言語表記
Scratchコミュニティーサイトは、2025年1月現在70以上の言語に対応しています。
通常日本からこのサイトを訪れると日本語表記になっていますが、他の言語表記に変えることが可能です。
ただし、はじめからその言語に翻訳されていない部分は、指定された言語ではなく、英語でしか表示されません(Scratch Wikiなど)。
3.1.Scratchコミュニティーサイトのフッターから言語表記を変える方法
Scratchコミュニティーサイトのフッターから言語表記を変えるには、次の2つの操作を行います。
1.Scratchコミュニティーサイトのページの一番下の部分(フッター)にある、はじめは「日本語」という文字が入っているテキストボックスの内側をクリックする
2. 表示された言語のリストの中から、変えたい言語、例えば、「English」を探し(右側のスライドバーをマウスでドラッグするか、上向き矢印キー/下向き矢印キーなどを使用)、その文字の上でクリックする
すると、Scratchコミュニティーサイト全体が、英語表記に変わります。
もちろん、Scratchコミュニティーサイトの一部であるScratchのオンラインエディターも英語表記に変わっています。
なお、Scratchコミュニティーサイトの言語表記は、オンラインエディターからも変えられます。
オンラインエディターから言語表記を変える方法は、ブログ記事「Scratch3.0をひらがなや他の国の言語で使う方法」をご参照ください。
3.2.言語表記は再び明示的に変えるまでずっと変わらない
一度別の言語表記に変えると、次に明示的に他の言語表記に変えるまでは、ページを終了して再度表示した場合でも、最後に変えた言語の表記が続きます。
3.3.平仮名表記は言語のリストの「にほんご」を選択
ちなみに、言語のリストの中の「にほんご」を選択すると、平仮名表記にすることができます。
Scratchコミュニティーサイトの言語表記は、オンラインエディターの言語表記と連動しています。
平仮名表記にすると、オンラインエディターも平仮名表記になります。
Scratchは8歳から16歳を対象として開発されたので(現在は8歳より小さい子、16歳より年上の人も含む、すべての年齢、すべての人を対象に提供されています)、小さい子どもたちのために平仮名表記が提供されています。
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