Scratchは200か国以上の国々の人々が70種類以上の言語で利用している(2021年12月現在)プログラミング言語です。
もちろん、日本語にも対応していて、命令語などを仮名表記することも可能です。
ここでは、(2021年12月現在のScratch3.0ベースの)Scratchコミュニティーサイトと、Scratch3.0のエディターから、言語表記を変える方法を説明します。
【目次】
1.Scratchコミュニティーサイトの言語表記
2.2種類の日本語表記
3.言語表記の切り替え方法
3.1.Scratchコミュニティーサイトのフッターから変える方法
3.2.Scratchのエディターから変える方法
1.Scratchコミュニティーサイトの言語表記
Scratchは200か国以上の国々の人々が70種類以上の言語で利用している(2021年12月現在)プログラミング言語です。
Scratchを開発し、Scrartchコミュニティーサイトを管理運営しているのはMIT(マサチューセッツ工科大学)というアメリカの大学であるため、発信の基本は英語です。
その英語をもとに各言語に直すのをMITのスタッフとボランティアとで進めていくことで、多言語対応を実現しています。
もちろん、Scratchは日本語にも対応していて、日本語を使用している人のPCでは初めから日本語表記になります。
2.2種類の日本語表記
Scratchは、2種類の日本語表記を持っています。
1つは漢字仮名交じりの一般的な日本語、もう1つは、仮名のみの表記(ひらがなとカタカナ)の日本語です。
日本語を使用している人の PC では、はじめは漢字仮名混じりの日本語に設定されます。
Scratchは、子ども向けのプログラミング言語として開発されたものであり、8歳から16歳を対象にして開発されたこともあって、子どもが利用しやすい機能が随所にちりばめられています。
子どもが利用しやすい機能の例としては、チュートリアル(自己学習用動画)や学習用のカード(印刷して利用)などがあり、それらと並んで、日本語では、仮名のみの表記をサポートしています。
3.言語表記の切り替え方法
漢字仮名交じりの一般的な日本語表記から、仮名のみの日本語表記に変える例で、言語の切り換え方法を説明します。
Scratchがカバーする言語一覧のリストの中では、漢字仮名混じりの日本語表記は[日本語]、仮名のみの日本語表記は[にほんご]と表されています。
3.1.Scratchコミュニティーサイトのフッターから変える方法
Scratchコミュニティーサイトのフッター(ページの一番下に表示される部分)にテキストボックスと呼ばれる文字を入力する箱(現在漢字仮名交じりの日本語表記なら、箱の中の表示は[日本語]となっている)があるので、その内側をクリックし、表示される言語名のリストから[にほんご]を探して、その文字の上でクリックします。
一度言語表記を変えると、次に明示的に変えるまで、例えブラウザを終了してPCの電源を落としても、言語表記はそのままです。
また、一度言語表記を変えると、そのページだけでなく、Scratchコミュニティーサイトの他のページも一緒に、変えた言語に変わっています。
オンラインエディターもScratchコミュニティーサイトの一部なので、変えた言語に変わっています。
3.2.Scratchのエディターから変える方法
Scratchのエディターの中からも言語表記を変えることができます。
Scratch3.0の2種類のエディターである、オンラインエディターとScratch アプリ(オフラインエディター)では、どちらも同じ方法で言語表記を変えることができます。
また、オンラインエディターで言語表記を変えた場合は、Scratchコミュニティーサイト全体の言語表記も変わります。
例えば、オンラインエディターで仮名のみの日本語表記から漢字仮名混じりの日本語表記に変えてみます。
エディターの左上にあるメニューの中のScratchロゴマークの隣の地球のマークをクリックして、表示される言語名のリストから[日本語]を探して、その文字の上でクリックします。
この操作で、エディターの中だけでなく、Scratchコミュニティーサイト全体で日本語翻訳が済んでいるページはすべて日本語表記に変わります。
Scratchコミュニティーサイトから言語表現を変えたときと同様に、一度言語表記を変えると、次に明示的に変えるまで、例えエディターを終了してPCの電源を落としても、言語表記はそのままです。
なお、2021年12月現在、Scratcアプリについては、言語表記を変えてから終了し、再起動すると、元の日本語表記に戻っています。
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[…] Scratch3.0をひらがなや他の国の言語で使う方法 2020年5月25日 […]
[…] 事「Scratch3.0をひらがなや他の国の言語で使う方法 」 をご参照ください。 […]